祖父の代から土地を貸しており，自分が相続したが，借主から地代が支払われなくなったので，借地上の建物を取り壊して土地を返して欲しいというご相談

貸主だけでなく，借主の方も相続が発生していたため，多数の相続人を相手にしなければなりませんでした。実際に借地上の建物に居住している人が地代を滞納していたため，賃貸借契約の解除を通知しました。同時に，借主には原状回復義務があるため，建物を取り壊して土地を明け渡すよう求めました。ところが，借主側は全く応答もせずに無視し続けました。そこで，借主側の相続人全員に対して建物収去土地明渡請求訴訟を提起し，勝訴判決を得た上で，強制執行をすることで無事に土地を返してもらうことができました。